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はじめてのデイサービス完全ガイド|よくある誤解と本当のところ

はじめてのデイサービス完全ガイド|よくある誤解と本当のところ

25/4/22 3:00

「デイサービスって、正直よくわからない」

そう感じている方は、実はとても多いです。親の介護が必要になってきたけれど、何から始めればいいかわからない。

「デイサービスって施設に入れるってこと?」「リハビリがメイン?遊ぶだけ?」「親が嫌がったらどうすれば?」

そんな“もやもや”を抱えている方へ向けて、この記事では「そもそもデイサービスとは?」から、「よくある誤解」「実際の1日」「選ぶポイント」まで、やさしく丁寧にお伝えします。

この記事を読めば、きっとあなたの心の中にある「モヤモヤ」が「安心」に変わるはずです。

【デイサービスって、何をするところ?】

デイサービスは、要支援・要介護の高齢者の方が、日帰りで施設に通いながら介護やリハビリ、レクリエーションなどを受けるサービスです。

利用は原則として要介護認定を受けた方が対象で、介護保険を使って1〜3割の自己負担で利用できます。

主なサービス内容は以下のようなものです:

  • 送迎(自宅⇔施設)

  • 入浴・排せつ・食事などの介助

  • 機能訓練(リハビリ)

  • レクリエーション(工作、体操、ゲームなど)

  • 健康チェック(看護師によるバイタル確認)

  • ご家族への報告・連携

つまり、デイサービスは「通いながら、心と体を保ち、社会とつながる場所」なんです。

【よくある誤解①】「デイサービスに通わせたら、親がかわいそう?」

このご相談はとてもよくあります。

特に、親が「行きたくない」と言った場合、「無理やり通わせていいのか…」と悩む方も少なくありません。

でも実際には、最初は不安がっていた方も、通い始めてから笑顔が増えるケースがとても多いです。

「人と会う」「話す」「自分の居場所がある」 ──これは、どんな高齢者にとっても大切な刺激です。

最初は嫌がっていても、スタッフの声かけや環境の力で、少しずつ楽しみを見つけていく方も多いですよ。

【よくある誤解②】「レクリエーションって、遊んでるだけじゃないの?」

確かに、デイサービスでは「体操」「カラオケ」「工作」などのレクが頻繁に行われます。

でもそれは、ただの“お楽しみ”ではなく、認知機能の維持・心の安定・筋力維持など、さまざまな機能的な意味を持っているんです。

たとえば、指先を使う作業は認知症予防に効果的ですし、集団体操は体のバランスを保つのに重要。笑うことは免疫力にも良い影響があるとされています。

楽しくて、意味がある。それが、レクの真価です。

【よくある誤解③】「元気なうちは使えないんでしょ?」

「まだそこまで介護が必要ってわけじゃないし…」

という理由で利用をためらう方もいますが、実は逆です。

元気なうちから通い始めた方が、将来的な介護度の悪化を防げるというデータもあります。

「人と関わる」「リズムある生活を続ける」「外出のきっかけを作る」

こうした習慣が、心身の健康を保つうえでとても重要なんです。

【デイサービスの1日ってどんな感じ?】

施設によって差はありますが、一般的には以下のような流れです:

8:30 送迎車でご自宅へお迎え 9:30 施設到着/健康チェック・水分補給 10:00 体操・機能訓練・レクリエーション 12:00 昼食・服薬支援 13:00 休憩・入浴支援 14:00 レクリエーション(カラオケ・工作など) 15:00 おやつ/帰り支度 16:00 ご自宅まで送迎

つまり、「日中しっかり活動して、夕方には家に戻れる」 ──これが、家族にとっても利用者本人にとっても、安心できるポイントです。

【どう選べばいい?見学時のチェックポイント】

施設見学はとても大切です。以下のポイントを意識して見てみましょう。

  • 利用者さんの表情:笑顔が多い?落ち着いている?

  • スタッフの声かけ:優しい?名前で呼んでいる?

  • 匂いや清掃状況:清潔感があるか?

  • 1日の流れ:アクティビティの内容やタイミングは?

  • 食事や入浴の内容:実物や設備が見れると安心

  • スタッフの説明の丁寧さ:質問にきちんと答えてくれるか?

「設備」よりも「人」をよく見るのがコツです。

【最後に】「頼ること」は「手放すこと」ではない

家族が介護サービスを使うとき、多くの人が「申し訳ない」「自分でなんとかしたい」と思います。

でも、介護とは「チーム」で支えるもの。

そして、デイサービスは「家族が安心して親と向き合う時間」をつくる、強い味方です。

一人で抱え込まず、まずは一歩、情報を得てみること。

それが、介護の「はじめの一歩」になるかもしれません。

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